『○○の秋』、みなさんは、どんな秋を満喫してますか~!?
ハリキリすぎて、体調をくずしたりしないように気をつけてね!
さて、今回のブログでは、お子さんのおしっこのお悩みダントツ1位!
「夜尿症(やにょうしょう)」のお話でーす!
夜、寝ている間に意識なくおもらしをして、服や下着、シーツなどをぬらしてしまうこと。=それって「おねしょ」と同じ?
「おねしょ」と「夜尿症」は同じようで、実はちがうんだよ~。
みんな、小さい時はおねしょしちゃうんだけど、5歳をすぎても、月1回以上のおねしょが続いている場合は、「夜尿症」というんだよ。
おねしょって、年齢とともに治っていくって聞いたことがあるけど、夜尿症になっちゃう原因って何なのかな? うーん、分からないから、アヤ先生に聞いてみよ~っと。
アヤ先生、こんにちは!
5歳以上でもおねしょが続いてしまうのは、どんな原因があるの?
原因は、いろいろ考えられるんですよ~。
膀胱が持っている、おしっこをためたり、ガマンしたりする機能は、成長する中で整ってくるんだけど、
●膀胱がまだ成長しきっていなくて、夜の間おしっこをためておけない
●寝ている間に、おしっこを濃くして量を減らすホルモンがうまくでていない
など、いろんな理由があります。
あとは一度治ってもストレスなどで再発するときもあります。
へ~。おねしょになる原因も、人によってちがうんだね。
もし、自分がおねしょしちゃったら、「はずかしい」とか「ダメな子」って思っちゃいそう…。幼稚園や小学校に行きたくなくなっちゃうかも。
たしかに、そう思っちゃうよね。保育園や幼稚園に行くようになると、まわりの子と比べてしまって、不安になるのも分かります。
でも、夜尿(おねしょ)は悪いことじゃないし、かっこわるいことでもないんですよ。
それに、意外とおねしょしちゃう子って多いんです。だから、自分だけじゃないんだって、気をラクにしてほしいな!
そうなんだ、知らなかったー。
おねしょのことって、なかなか人に言えないから、そう言ってもらえると、なんかホッとする~。
アヤ先生のように、気軽に相談できる人がいると心強いね!
もし、5歳を過ぎてもおねしょが続く時は、どうすれば治りやすいの?
治療の方法はいくつかあるんだけど、まずは、日常生活をどんなふうに過ごしているかを聞かせてもらって、生活習慣を見直すことから始めます。
★夜更かしや不規則な生活が続くと、体がリズムを作りにくいので、なるべく同じくらいの時間に起きる、寝る、ごはんを食べるなど、規則正しい生活ができるといいですね。
★夜飲んだ水分は寝ている間のおしっこになりますので、夕方からの水分は控えるようにしましょう。そのぶん、日中にたくさん飲んでください。朝や昼ごはんでしっかり補給して、夕ごはんの時に気をつけましょう。
塩分は、のどが乾く原因になりますから、要注意。特に、おみそ汁は意外と塩分が入っていますので、夕食時は飲まないようにアドバイスしています。
便秘や冷えも、原因になっている可能性があるんですよ。
それから、夜中に無理にトイレに起こすのはオススメしていません。眠るリズムが崩れたり、膀胱がおしっこをためにくくなったりします。
まずは、寝る前にトイレに行くことを習慣にしましょう。
保護者やまわりにいる人たちが、気をつけたほうがいいことってあるの?
夜尿症は悪いことではないので、ぜったいに怒らないでほしいんです。
膀胱って、気持ちとすごくつながっているところなんですよ。
だから、「自分はダメな子」と思ってしまうと、ストレスになる可能性があるので、「失敗しても大丈夫なんだ」とラクな気持ちになれるように、見守ってあげてほしいんです。
おねしょは根性論、精神論が原因ではありません。
「本人の意識が低い」とか、「育て方がいけない」なんて、まったく関係ないんですよ。
夜尿症が心配で、学校の宿泊行事に参加できなかったり、学校に行けなくなったりしてしまう子もいます。
「起こさない」「焦らない」「怒らない」「ほめる」「比べない」
これを大切に、家族で理解しあってほしいなと思っています。
「おねしょすると怒られちゃう」って思うと、緊張したり、不安になったりするけど、「失敗しても大丈夫」って思えたら安心だー。
それでも、おねしょが長引いてしまう時は、どんな治療をするの?
一つは、薬物療法です。
抗利尿ホルモン薬は、尿を濃くすることで、量を少なくする作用を持っています。
抗コリン薬は、膀胱をリラックスさせて、おしっこを多くためられるようにします。
もう一つは、アラーム療法です。
これは、パンツに小さなセンサーを取りつけ、おしっこでパンツが濡れると、アラームが鳴るしくみです。
この目的は、夜中に起きてトイレに行くことではなく、アラームでおしっこが出はじめたことに気づいて起きること。これをくりかえす内に、だんだんとガマンできる時間が長くなっていくんですよ。
いろいろな方法があるんだね~。
一人や家族だけで悩むより、早めに先生に相談できれば、どういう方法がいいかも分かりやすくなりそう!
私が以前勤めていた小児医療センターには、遠くから診療に来るお子さんも多くて、子どもたちが受診できる病院が少ないんだなあ、といつも思っていました。
おねしょは、恥ずかしい、知られたくないと思うぶん、精神的につらくなってしまう子もいます。保護者の方も、どう接していいか分からなくなってしまうかもしれません。不安に感じたら、まずは相談にいらっしゃるだけでもOKですよ~。気軽にいらしていただきたいです。
アヤ先生は話しやすいから、ざっくばらんに打ち明けられちゃうよね☆
気になる人は、ぜひ受診してね! アヤ先生、ありがとうございました~。
子どもたちは、毎日たくさん遊んで、動くよね。汗もかくし、泥んこにもなるし、時にはおもらししちゃったりして(>_<)
そんな子どもたちの体を拭いたり、洗ったりすることって多いと思うんだけど、とくにお尻など、汚れてるんじゃないかって心配になって、せっけんでごしごし洗ってあげているお母さんやお父さん、いない~?
だけど、子どもの肌はとってもデリケート☆ じつは「ぬるま湯で洗う」だけでOKなの。
それで皮脂はじゅうぶん落ちるんだって!
もちろん、お尻にウンチが付いちゃった! なんていう時は別だけど、きれいにしようとしすぎなくても大丈夫なんだよ。あんまり、こすっちゃうと、かえって肌をいためることになるので、気をつけてあげてね~!
ごしごししなくちゃって思ってたから、ウロちゃんもビックリしちゃった。
次回は、寒くなってくる季節にあわせて、冷えとおしっこの関係を考えてみるよ~。お楽しみに!