自由が丘ウロケアクリニック

「膀胱炎講座 その②」

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
皆さん、こんにちは!
最近、「ブログを読みましたよ~」ってアヤ先生に言ってくれる人が増えたんだって!
わーい、うれしいな!!さて、前回に引き続き、今回も膀胱炎についてのお話だよ~。
前回、アヤ先生に教えてもらったよね。“自分が普段から持っている菌が、実は膀胱炎の原因にもなる”って。それを聞いてビックリしちゃった!さて、今回は膀胱炎のどんな話かな?

膀胱炎の予防方法は、どうすればいいの?

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

アヤ先生、今回も膀胱炎について、いろいろ教えてくださーい。

前回は原因や種類について教えてもらったけど、膀胱炎にならないようにするには、何に気をつければいいの?

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
そうですね。基本的なことになってしまいますが、身体を冷やさない・疲れをためないことがあげられます。体調管理が大事ですね。
冷えに対しては、「冷えとおしっこ」の回でもお話した、あったかパンツがオススメですよ。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
あっ、そういえば話してたよね!
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
腹巻き付きパンツっていうんですけど、クリニックに来る患者さんにもオススメしていたら、「買っちゃいました」っておっしゃる人が増えてきました(笑)。
どの方にも当てはまるとは限りませんが、お腹まわりがぽかぽか暖まるので、膀胱炎の症状も落ちついてきたりするみたいですよ。私も毎日欠かせなくって(笑)。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
季節が暖かくなっても、身に付けておいたほうがいいのかなあ?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
今は薄手のものもあるので、夏場も冷房などで冷える場所では必要かと思いますよ。
暑い外では蒸れてしまうので、調節してくださいね。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
夏場も冷えには気をつけないといけないね。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
体力をつけることも大事です。
あと、やっぱり清潔を保つことですね。
それから、女性ホルモンが下がってくると、陰部の潤いもなくなってくるので、ばい菌が入りやすくなります。そのため、閉経後に膀胱炎に何回もなる人も多いです。
あまりにも繰り返してしまう人には、女性ホルモンのお薬を出したり、プラセンタをオススメしたりします。それから、急激なダイエットも膀胱炎になりやすいですよ。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
ウロちゃんでも知ってる! 糖質ダイエットとかも流行ってるよね!!
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

もちろん、ダイエット自体が膀胱炎になりやすい、というわけではなく、徐々にやっていくのなら大丈夫なんですよ。でも、突然無理をすると体に負担がかかってしまうので、免疫力や抵抗力が落ちてしまうんです。そうすると、膀胱炎になってしまう可能性が高くなるんですね。体は正直です(笑)

あと気を付けてほしいのが、妊婦さんと産後のママさんです。
妊婦さんは免疫力が落ちます。
産後のママさんに待っているのは、果てしなく続く不眠(笑)、さらには授乳で、かなりのエネルギーが取られます。子育てによる疲れからも膀胱炎になる方は多いんですよ。
子育ては体力勝負です!! しっかり栄養を取ってください! 休める時に休むのが大切ですよね。(なかなか難しいですが……汗)

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
ひえ~~、そんなことも原因になるなんて、思ってもみなかったー、ビックリ!
皆も、急激な体の変化になることは避けるようにしてね。

抗生剤は飲みきろう!

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
膀胱炎を繰り返したりしないためにも、しっかり治すためには、どうしたらいいの?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
これはすごく大事なことなんですが、
処方された抗生剤の薬は、「症状が無くなっても、全部飲みきる」ということです。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
あ、そういう話ってよく聞くけど、もし、途中で飲むのを止めたらどうなっちゃうの?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
途中で「あ、もう大丈夫」と思っても、実は膀胱に、まだ汚れが残っていたりすることもあります。
それから、中途半端な飲み方をすると、ばい菌がその抗生剤に対して、耐性(効かなくなる)を獲得します。
ばい菌はものすごく賢いんですよ。どんどん進化していきますから(笑)
抗生剤をしっかり飲んでもらって、おしっこがきれいになったことが確認できるまでは、治ったとは言えないんです。
なので、必ずおしっこチェックをしてくださいねとお伝えしています。
「おしっこがきれいになったことを確認してから治療を終える」これがすごく大事です。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
なるほど~。自分で判断しないで、ちゃんと菌をチェックしてもらうまで油断しないってことだね。
もらった抗生剤って、症状が無くなったら取っておいて、また膀胱炎になった時に飲みたくなっちゃいそうだけど、そういうことはしちゃダメなの?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
抗生剤を飲みきらずに取っておく患者さん、多いんですよ。
膀胱炎って、疲れが出る休日になったり、あとは海外に行くと体調崩しやすかったりするので、お守り代わりに持っていたいとか。
でも、薬を取っておくのは止めて下さいねとお伝えしています。
さきほども言ったように、全部飲みきることが大事です。何かあった時のために、内科で処方されたものなども含めて、抗生剤を取っておきたくなる気持ちも分かりますが、原因にきちんとあったものでなければ、意味がありませんので、そこは毎回飲みきることを大事にしていただきたいなあと思います。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
そのほかの注意点は、どんなことがある?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
・冷やさない
・無理をしない、体力温存
・カフェイン(コーヒーや緑茶、紅茶)やアルコールなどを控える。
カフェインやアルコールは、粘膜に対して刺激物なんですよ。
・麦茶やルイボスティーなど身体に優しいものを飲む。
・絶対に性交渉をしない。
といったあたりでしょうか。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
膀胱炎が悪化すると、どうなっちゃうの?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
腎盂腎炎になることがあります。
膀胱炎は、体力が落ちている時にかかるので、熱とか倦怠感、だるさといった症状は一緒に出てきます。
その膀胱炎の汚いおしっこが、腎臓まで逆流してしまうと、腎盂腎炎になると、高熱がでます。
40度くらいの熱がどんどん出て、アップダウンが激しいです。
特に小さい子の腎盂腎炎は、ほかの病気も隠れていたりするので、要注意ですね。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
子どもも膀胱炎になるんだ!
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
なります、なります。
風邪と一緒にかかることが多いですね。熱が出ちゃったり、下痢したりしていて、おしっこする時に痛いとか。検査すると、膀胱炎になっている。大人の患者さんも、年齢は幅広いですよ。疲れが原因の人が多いですね。
風邪と膀胱炎とダブルでなる人や、カンジダ膣炎と一緒になる人もいます。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
もし、病院に来られなかったりして悪化しちゃうことってあるの?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
そうですね。反復性の膀胱炎になる可能性があります。繰り返してしまう、くせになってしまうというものなので、毎回しっかり治すことが大事です。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
さっき話していた、おしっこチェックは泌尿器科じゃないと出来ないの?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
簡単なものなら内科でも出来ますよ。泌尿器科では、顕微鏡でしっかりチェックしますので、より確実です。
皆さん、しっかりチェックして、きれいなおしっこで心もスッキリしましょう!!
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
おしっこチェック大事だね!!
そういう情報が分かると、自分で気をつけることもできるし、早めの対処もできるよね!
皆さん、膀胱炎かも?と気になったら、気軽におしっこチェックを受けようね~~!アヤ先生、ありがとうございました!

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ