自由が丘ウロケアクリニック

「冷えとおしっこ講座」

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
こんにちは、“ウロちゃん”でーす。
最近、どんどん寒くなってきたね~! 温かいスープや鍋料理が食べたくなる~。でも、インフルエンザをはじめ、風邪には気をつけないとね。
今回は、そんな寒さや冷えとおしっこってどんな関係があるのか、調べてみたよ。

寒いと、トイレに行きたくなる?

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

みんなは、寒い場所に出たり、冷たい水を触ったりした時、急にトイレに行きたくなることってない?
ウロちゃんは、けっこうあるんだ~。急におしっこが出ちゃう気がするんだよね。
なんで、冷たいものを触ったり、冷えたりすると、トイレに行きたくなるんだろう?

調べてみたら、大きく2つの原因があることが分かったよー!

その1 季節によって、おしっこの量を調節しているから
人はいつも汗をかいているんだけど、夏は汗の量がすごく多くなるでしょ?
それに合わせておしっこの量を減らし、体の中から水分が無くならないように調節してるんだよ~。すごい!
反対に秋や冬は寒いから、汗もあんまりかかない。そうすると今度は、水分が体にたくさん残ってしまうのね。
だから、おしっこで出す必要があるというわけなの! それで寒い時期にトイレに行く回数が増えるんだね!

その2 膀胱の筋肉が、寒さで縮むから
寒いところでは、膀胱の筋肉が寒さで、ギュッと縮みやすくなるんだって。
それによって、おしっこを出そうというシグナルが脳に伝わって、トイレに行きたくなっちゃう。
たしかに、寒い時って、体がブルブルッて震えるもんね。それと同じことが、体の中でも起こってるわけなのよ~。

教えてアヤ先生

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

アヤ先生、こんにちは!
今回は、寒さや冷えとおしっこの関係について、教えてくださーい。
泌尿器科って、やっぱり冬の寒い時期のほうが患者さんは増えるの?

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

増えますよ~。ウロちゃんが調べてくれたみたいに、寒くなると、おしっこの量も増えるので、おしっこトラブルも多くなります。
あと、本人は気づいていないけど、実は夏でも冷房や冷たい飲み物で体を冷やしてしまって、トイレが近くなっている、という人もいるんですよ。

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

そっか! 冷房が効いている部屋にずっといると、体が冷えちゃっていること、あるもんね。夏も気をつけようっと。

どうやったら、冷えを防げますか?

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

寒い時に、たくさんトイレに行きたくなっちゃうのを防ぐ方法ってあるの?

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

まずは、体を冷やさないことが一番です。
冷たい飲み物はやめておきましょう。カフェインが多い飲み物も利尿作用があるので、控えたほうがいいですね。
ほかには、運動をしたり、お風呂に入ったりして、体の中から温めることも大切です。生姜やネギなど体を温める食べ物をとるのも効果がありますよ。
ふだんから、温かいパンツや腹巻きなどを身に付けることもオススメしています。密着性のある肌着を一枚身につけるだけでも、保温効果は変わります。
また、寝る前に浴槽に入って体を温めると、良質な睡眠を得ることができると言われていますので入浴はオススメです。寝る時も温かい格好で寝るようにしましょう。

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
体の中から温めることが大事なんだね!
お子さんや女性だからこそのアドバイスがあったら教えて~?
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

お子さんに対しては、「ちゃんとお風呂に入って温まろうね」とか、「冷たい飲み物を飲みすぎないようにしようね」とお話しています。

女性は、特に足元から冷えてくるんですよね。ですから、下半身や腰回り、おなかを温かくすることを、アドバイスしています。
患者さんの中には、寒さ対策でおなかと背中にカイロを貼っている人がよくいるんです。
でも、熱くなりすぎてしまうこともあるし、場合によっては低温やけどになってしまうこともあるので注意が必要です。
私自身もかなりの冷え性なので、普段からあったかパンツを愛用していますが、オススメですよ!

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

あったかパンツ?? 気になる~~!
下半身と体内を温めて、寒さと尿意を吹きとばしちゃおう!
アヤ先生、ありがとうございました~。

自由が丘ウロケアクリニック・ウロちゃんの豆知識コーナー

女性版 正しいおしっこの拭き方って?

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
トイレに行った時のおしっこの拭き方、あなたはどうしてる?
ウロちゃんも、ちゃんと教わったことがないぞ…。人の拭いているところを見たこともないし、よく分からないよ~。
そんなわけで、ついついアヤ先生に聞いちゃいました!
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

私は、「ごしごし拭かないようにしましょう」、「前から後ろに拭きましょう」とお話していますよ。
女性は尿道・膣・肛門の場所が近いので、後ろから拭いてしまうと、汚れが膀胱に入りやすいんです。

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
なるほど、“前から後ろ”ね!
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

患者さんにお話を聞いてみると、汚れを落とさなくちゃ、と強く拭きすぎて、陰部がヒリヒリしてしまう方が意外と多いんですよね。

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
たしかに「汚れが残っているかも?」と思うと、気になっちゃうもんね。
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

生理や下痢の時など、どうしても汚れが気になる場合は、あかちゃん用のおしりふきなら、刺激が少なくてオススメです。トイレに流せるタイプもありますよ。

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
なるほど~、そういう方法もあるんだね!
自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん

それからウォシュレットを使う場合は、強い水勢を長く当てず、弱い水勢で表面を流す程度にしたほうがいいですよ。
デリケートな部分なので、皆さん「きれいにしなければっ!!」と過敏になっているんだなあと感じますが、そこまで気にしなくても大丈夫です。

自由が丘ウロケアクリニックのウロちゃん
“優しく、前から後ろに”が、基本だね!
もし自分のやり方に不安があったら、アヤ先生に聞いてみてね。さて次回は、すぐにトイレに行きたくなる「ひん尿」のお話をお届けしまーす。

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